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プロレスリング ~その光と影~ 序章

映画
『レスリング・ウィズ・シャドウズ』
の邦題ですね。

しかし単純に考えると、
『光』なんて単語、どこにもないんですよね。
当時から違和感がありました。

普通に
『プロレス界の闇』
ってタイトルでいいんじゃないか?と。

改めて
レッスルマニア12で行われた
ブレット”ヒットマン”ハートVS”HBK"ショーン・マイケルズ
を紹介します。


アイアンマンマッチルールでのWWF(当時)世界ヘビー級選手権試合は、

大方の予想通りショーンのタイトル奪取、
そして予想以上の好勝負となりました!


(この入場の金のかけ方観ても、ショーンがベルト奪るなって思っちゃうよね^^)

敗れたヒットマンは4か月間の短命政権終わってしまいました。
意外な事に、92年の世界王座初戴冠から3年半の間で
この時点で半年、半年、4か月と通算では1年半しか王座についていなかったヒットマン

人気も実録も十二分に兼ね備えていたのに、王者でいた期間が意外なほど短いんですよね。
ルガーやディーゼルと言った、所謂木偶の坊タイプのレスラーに主役を奪われた時も不満だったでしょうし、
ショーンのような自己顕示欲の強いおちゃらけが好きなレスラーに主役を明け渡す事にも不満だったと思います。
ベビーフェイス、ヒーローとしてのヒットマンに対するファンの支持は大きかったですし、
ベルトがなくても、ファンはヒットマンこそがNYのエースだ!」と捉えていたと思います。

なので、

”何故ビンスは黙って俺に任せてくれないんだ!?”

ヒットマンはそう何度も憤りを感じていた事でしょう。

しかし、
レッスルマニア12までの間、
WWF(当時)の会場では、
ショーン政権待望論」
が高まっていました。
レッスルマニア12での王座交代は完全に既定路線だったと思います。

当時のショーンは、長いヒール期間を経て、
「愛すべきやんちゃ小僧」
と成長し、
その卓越したプロレスセンスとキャラクターが絶妙に重なり
ものすごい人気を得ていました。

それに内心不満を抱きながらも、
ショーン”レスラーとしての技能”は認めていたヒットマン
レッスルマニア12での王座移動に頷いたのでしょう。

しかし、その代わりにWWF(当時)に入ってから初めてとなる
長期休暇へ入る事にしたのです。

これはショーン政権に対するヒットマンの無言の抵抗と言われております。
「これからはショーンの時代だ、安心して休ませてもらうよ」
と言う事では全然ないのです!

「ビンスがショーンに任すと言うならやってみるが良い。ヒーローは二人もいらない。俺はバケーションを取らせてもらう」

こんな感じだったのではないでしょうか?

ショーンはフェイスターンしており、ヒールになるつもりのなかったヒットマンは、今更二番手のベビーフェイスになるくらいならフェイドアウトを選択したわけです。

ショーン体制になったWWF(当時)は、

まずショーンのキャラクターをアレンジします。

女性、子供の受けは非常に良かったショーンですが、ビッグガイ揃いのアメリカでは、
男性受けはよくなかったようです。
棚橋がマニア層に受けなかった日本と似た環境だったかもしれませんね。

男性ファンを取り込もうと、ショーンのセコンドに師匠であるホセ・ロザリオを付け、
アナウンサーは「WWF(当時)史上最強の男!」と連呼、
ショーンのサクセスストーリーを強調するようになります。

そう、ショーンをヒットマンのようなヒーローに育てようとしたのです。


しかし、その頃ライバル団体WCWでは、あのホーガンがまさかのヒールターン(!)
WWF(当時)から鳴り物入りで入団したナッシュ&ホールと手を組みnWoを結成しました!
nWoは一大ムーブメントとなり、WCWは視聴率で完全にWWF(当時)を抜き去りました!

ショーンも孤軍奮闘したのですが、ヒットマンやナッシュ、ホールが抜けたことで対戦相手にも事欠きました。
テイカーショーンが試合するとアンダーカードがしょぼくなります。
かといってショーンの相手とテイカーの相手を用意するには二倍の人材が必要となり、
WWF(当時)の財政を圧迫します。
ストンコ、ロック、HHHがショーンの相手をするにはまだ少しの時間を要しました。
三人はこの頃、発展途上のスーパースターでした。


ビンスは焦ります。
この時のビンスに必要だったのは
間違いなくブレット”ヒットマン”ハートだったのです!!

しかしすでにヒットマンには、
WCWから破格の待遇でオファーが来ていました!




・・・ヒットマンがバケーションに入ったあたりから、
「レスリング・ウィズ・シャドウズ」の撮影がスタートします。
当然この頃の経緯も撮影されています。


後にプロレス界を揺るがす歴史的なドキュメンタリーになった映画も、
当初はごく普通のドキュメンタリーになるはずでした・・・。

次回からは
「レスリング・ウィズ・シャドウズ」について書いていきます。
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テーマ : プロレス - ジャンル : スポーツ

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