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タナはオルタナチャンピオン

近頃、棚橋弘至をよく見る。
『日曜朝プロレス』だったり、『僕らの時代』だったり、『情熱大陸』だったり。

映画『パパはわるものチャンピオン』の公開で精力的にプロモーション活動しているからなんだろネ。
で、そんなタイミングで図書館から連絡が。

予約してた『2011年の棚橋弘至と中邑真輔』が届いたとの事で
通勤時にずっと読んでました。

で、今日読み終わりましたので

今回は棚橋弘至について真面目に語っちゃおうかと思います! が、しかし!!

正直オラは、90年代末期から新日本は殆ど観ておりません。
その時、多くの”新日本ファン”は、K-1やPRIDEに関心がいったようですが、
オラは”プロレスファン”でしたので、みちのく、女子プロ、新生FMW、WWE、WCWの方に関心がいっておりました。

そして2000年代、オラを虜にしたのは『ネットでのプロレス議論』でした。
そう、ヤオガチ論争の頃ですね。

オラはその頃、手を変え品を変え色々とコメントしてたわけですが、
結局何が言いたかったのかと言うと
『プロレスの興行でメインを締めるのはトップレスラーであり、トップレスラーは試合内容を問われなきゃダメだろ!?』
って言う単純な事だったんですよ。

『プロレス興行のメインに格闘家や、名前は通っていてもまだキャリアの浅いグリーンボーイなんか使うなや!』
って事。

標的は勿論新日本。
当時の新日本に本気で頭に来てて、
アントニオ猪木が大っ嫌いになりました!!

『2011年の棚橋弘至…』を読んでいくと、その時の自分がオーバーラップしていきました。
「棚橋、その時のオラと考え一緒じゃん!」
そう感じました。

棚橋がIWGPを巻いた時、インターネットで昭和の”新日本ファン”からは酷評されてました。

それは何故か?

それは・・・
中邑真輔がいたからです!

チャラいからでも、小さいからでもありません。
いや、それらも理由の一つかもしれませんが、
中邑がいなかったら、昭和新日ファンが感じた棚橋への
「コレジャナイ感」
は薄れていたはず。

同世代に中邑真輔、さらに言えば柴田勝頼もいたからです。
昭和の”新日本ファン”は中邑真輔に全ての期待、希望、夢を乗せたのです!
そしてその反対側にいるのは、棚橋ではなく柴田だと。

だから棚橋を王者として認められなかったのです。
「なんで中邑真輔でも柴田勝頼でもなく棚橋なんだよっ!!」・・・と。

その時のオラは不思議でしょうがありませんでした。
オラは”新日本ファン”ではなく、”プロレスファン”でしたので、
もちろん棚橋エースに違和感はありません
(まぁヒットマンやショーンがNYでチャンプになった事でかなり免疫がついてましたし、
ノアでは小川良成がGHCを巻いた事もありましたしね)。

本当に
「なんで棚橋じゃダメなんだろ?」
と思っていました。
「ノアなんか力皇だぜ?
よっぽどマシだろ。」なんて・・・。

正直、当時棚橋の試合をそれほどちゃんと観た事はありませんでしたが、
プロ格時代とは全く違う、ちゃんとしたプロレスの試合してるんだろうな、とは想像がつきましたから。


それとオラは、
「棚橋がエースの新日本は新日本じゃない。
棚橋はNJPWのエースだ!
今の新日本はNJPWだよ。」
と言う意見にも首を捻ってしまいます。

オラは棚橋がNJPWを作ったわけじゃないと思っております。
えぇ、完全に違うと思っております。

何度も言いますが、オラは新日本からストロングスタイルが消えたのは新生UWFが出来てからだと確信してるんですよ。
”強さへの幻想”を新日本からゴッソリ持って行ったのがUWFだったと
ずぅ~っと思っております!

強さの象徴が猪木から前田に移っていった昭和末期~平成初期、
新日本は短期間の藤波、長州時代を経て、三銃士時代になりました。
そしてコーチが馳、そして飯塚に替わっていった事で、
オラは完全に”新日本はストロングスタイルではなくなった”と理解しました。

Uインターやリングス、それにパンクラスも誕生していたので、
新日本に”強さ”や”格闘技戦”なんか求めること自体おかしな話だと当時から思っていたのです。
そういうのはU系がやればいいと。

ですからオラに言わせれば、90年代三銃士の時代からとっくのとうにNJPWだったよ、と。

つまり棚橋が入門したのは既にNJPWになった新日本だったんだよ、と。
だから棚橋が新日本らしくないと言われるのも当然の話。

「今更何言ってるの?」

それが正直な感想でした。


長くプロレスを観てきた昭和プロレスファンが、
90年代に観てたプロレスは
全日四天王、高田Uインター、大仁田FMW、女子プロ対抗戦、アメプロが多かったと思うんですよ。

90年代の新日本は、本当に90年代から観始めてハマった
新規のファンがダントツに多かったと思うんですわ。

棚橋は明らかに前者。
あの時代の新日本、華やかで選手も揃ってたけど、試合内容や刺激と言う点では
Uインターや全日本、FMWに劣っていたと思うし。
事実、棚橋は小橋に憧れていたらしいから、新日本だけを観てたわけじゃないと思うのよね。

そんな棚橋が全日本じゃなく新日本を選んだ理由は、本当のところは新日本の派手さなんだと勝手に思ってます。
業界ナンバー1で、選手は色んなTVでも活躍出来て収入はどこよりも良い。
東京ドームでも試合が出来るし、特番だけどゴールデンでも放送される。
トータルで考えたら間違いなく新日本でしょ?みたいなね。

あくまでオラの推測だけど、
新日本のスタイルが好きで・・・ストロングスタイルに憧れて・・・では間違いなくない。
新日本のリングで、あの派手な舞台で四天王プロレスみたいなのをやったらバカ受けするんじゃないか?
そう考えたのかも…とも思います。

後は武藤の存在も大きかったんでしょう。
『僕らの時代』ではその影響も少し語ってましたね。

武藤からIWGPを奪ったのが、中邑ではなく棚橋だったのは必然でした。
武藤が中邑ではなく棚橋を選んだ、と思っております。
会社の意向もあったかもしれませんが、あの時は武藤が棚橋を選んだって感じがしてならないんです。


『情熱大陸』で棚橋は、
「プロレスにチャラさを持ち込んだのは自分」
と言っていましたが違います。

違うんです!


実はオラが棚橋を観る時、
どうしても頭に思い浮かべてしまうレスラーが一人いるのです。

それはこの人、

プロレス界に最初にキャラクターとしてチャラさを持ち込んだ男、
H(エイチ)です!



(海外ではショーン・マイケルズがチャラ男の元祖と言えるかな?毎回髪型を変える棚橋を観るとショーンを思い返してしまいます。)

そして試合後のマイク、
棚橋の
「愛してまぁ~すっ!」
を聞く度に、脳内で
「お楽しみはこれからだぁ~っ!」
に変換されてしまうのです・・・。


(残念ながらマイクは収録されてなかった・・・。)

立場的にも大仁田引退後の苦しい状況でエースになったHと棚橋は重なります。
あの時のFMWのように倒産してもおかしくなかった新日本。

オラは棚橋がこうしてスポットライトを浴びるのを観ると本当に感慨深くなります。
本当にうれしいんです!

でもそれは、棚橋にHを観ているからなんですね。
正直、棚橋が新日本を建て直した過程は全く観ておりません。

オラは選手が揃って来たな、成長して来たな、面白くなって来たようだなって感じたところで
再び新日本を観るようになりましたので、偉そうな事は言えないんです。

でも棚橋が成功しているのを観ると、
「あぁやっぱり方向性としてのHは間違っていなかったんだな。新生FMWは成功と隣り合わせだったんだな。」
と思ってしまうんです。

逆に一歩間違えれば棚橋だって新日本だってどうなっていたかわかりません。
ユークスがなければ・・・ブシロードがなければ・・・。


オラは棚橋の一番の功績は格闘技術を見せなくても、頭から落とす技を見せなくても
プロレスは成立するし、面白いんだって事を見せた点だと思っています。

つまり、ストロングスタイルも四天王プロレスも否定したって事。
武藤や蝶野もそうでしたが、やっぱり橋本の技の説得力には叶わず、
IWGPは長く橋本の代名詞となっていました。

棚橋はエースとしてIWGP王者として新日本のみならず全日本も否定し、
闘魂と王道ではないオルタナティブになったという事なんだと思います。

そう、棚橋弘至はオル棚ティブになったのです!

本来ならそこにはH・・・ことハヤブサが座るとオラは思っていたのですが、
残念ながらそこは空席になってしまいました・・・。
棚橋はそこを見つけて座り、大きくなっていったのでしょう。



棚橋について長くなりましたが、もう少し続けたいと思います。

続く。





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テーマ : プロレス - ジャンル : スポーツ

コメント

BKっちはブレない

私論ですけど、NJPWになったのはYUKE'S体制からだと思います。リング上で言えばレッスルランドを始めたくらいかな?
上井さんがいろいろやってた頃の混沌はまだ新日本だったと。

でもBKっちのそこらあたりの論旨は昔っからブレないなぁ…感心です。
そういう話でまた飲みたいですなぁ。

Re: BKっちはブレない

紫レガさん、コメントありがとうございます。

> 私論ですけど、NJPWになったのはYUKE'S体制からだと思います。リング上で言えばレッスルランドを始めたくらいかな?
> 上井さんがいろいろやってた頃の混沌はまだ新日本だったと。

そうなんですね、オラはその頃の新日全然観てないでプロマニで批判ばっかしてましたわ^^
「観てない癖に言うな!」と言われれば「観たくなるようにさせろ!」と返してましたね^^

> でもBKっちのそこらあたりの論旨は昔っからブレないなぁ…感心です。
> そういう話でまた飲みたいですなぁ。

年内もう一丁ですかな?
レガっちのばらまいたお金もありますしね^^

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80年代のお笑い、プロレス、音楽、漫画に影響を受けすぎてます・・・。

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