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1994年の蛭田達也

先日、実家に帰り、久々に漫画を読みました。

これ。

新コータローまかりとおる!

「新☆コータローまかりとおる! 柔道編」

1994年から2000年まで週刊少年マガジンに連載された、「コータロー」シリーズ第8部。
今の感覚で言えば「シーズン8」って感じかな?

さてさて、その内容なんですが、
久々ながら面白かったです。
やはり格闘シーンは上手いんですよね!
最後も素晴らしかったし、武道論も納得させられました。

しかし元々コータローは空手家でございます。

なんでまたその対極にある柔道なのかと言いますと、
当時作者の蛭田達也先生が、
「俄然柔道に興味が湧いてきた」
と言うような事を書いています。

94年と言えば、UFCが登場して約一年。
プロレスラーだけじゃなく、空手家などのストライカーもMMAではなかなか勝てず、柔道家のようなグラップラーが幅を利かせていた時代だったと記憶しております。


それを観た蛭田先生が、
「コータローは空手家だが、MMAにおいても圧倒的な強さを持つ空手家・ヒーローとして描きたい!」
との欲求があったのだと思います。
(実際第7部ではグレイシーとも戦わせております。)

おそらく、MMAでも強い柔道に興味が膨らんでいったんでしょうね。

そして、新連載用に柔道の取材を始めたらしいのですが、
「逆にコータローに正統な柔道をやらせたらどうなるか?
柔道でも強いコータローを観せたい!」
と思ったのではないでしょうか?
結局、新連載ではなく、コータロー第8部(柔道編)がスタートする事となったのだそうです。

でも
柔道漫画って、本当に「ニアミス」が多いんですよね。

例えば山嵐や空気投げのような幻の技の存在。
例えば田村亮子をモデルにした軽量級の可愛い天才柔道少女キャラの出現。
例えば坊主頭で最初は気の小さい少年が徐々に逞しくなっていく成長物語であるという点。

これらは柔道漫画の鉄板です。

で、そのすべてを踏襲しているのが、

「新☆コータローまかりとおる! 柔道編」

なのです(パクリとかではない)!

ではちょいとここで、他の柔道漫画と比較してみたいと思います!

まず、技ですね。

柔道漫画と言えばなんと言っても山嵐!

「新コータロー」では一年生で、万年白帯の西郷三四郎が体得します。
三四郎
気が弱く万年白帯の三四郎ですが、毎日打ち込みを10年間続けていました。その気の弱さゆえに柔道部員全員の柔道着を手洗いさせられており、結果握力が異常に強くなっておりました。加えて生まれつき足の指が長いという「タコ足」の持ち主。
強くなる要素はもう既にあったのです。
そして気の弱さという弱点を克服することにより、山嵐を体得し、大きな成長を遂げていきます!


・・・って、このストーリーは「ダッシュ勝平」の卓球編と似ております。
ちょうどコータローが勝平で、三四郎がすぶり。
万年補欠で素振りばかりやっている奥山(すぶり)の潜在能力を勝平が見抜いたのですが、コータローもそのクチですね。

長年やってきた事は身体に沁みついてるって言いたかったんでしょうね。


そして柔道漫画にオシャレを持ち込んだこちらの作品、
帯をギュッとね!

そう、「帯をギュッとね!」でございます。

この主人公・粉川巧も偶然ではありますが、山嵐を体得します。(ただ、実戦ではほとんど背負いだったかな?)

こちらの柔道漫画は、絵がオシャレで、ギャグもセンスがあって面白いのですが、
何故この主人公が強いのかがよくわからないんですよねぇ~。

いや、すごく練習してるのですが、なぜついていけるのかもわからないし、柔道センスがいいのもわかるのですが、天才とも思えない。
やはりキャラが普通すぎるんですよね。
その普通と練習量が比例しないと言うか・・・。
結構普通の青春してるからなのかなぁ?
何故か強いって感じないんだよなぁ。

次に紹介するのはこちら。
ひかる
「ひかる!チャチャチャ!!」

あの「プロレススターウォ-ズ」のみのもけんじ先生による青春柔道漫画!
主人公・西田ひかるも山嵐を使用します!

この西田ひかるも三四郎と同じ白帯なんですよね。
キャラも外見も似てるよなぁ~。
普段は「鬼殺し」と呼ばれる払い腰を得意としているようです。
オラは読んだ事はないのですが、やはり成長物語として描かれていたようです。


次に天才美少女柔道家です。

「新コータロー」の
三船久三ちゃん
久三1

得意技は「隅落とし」(空気投げ)
空気投げ

次は
「帯ギュ」からです。
麻里
来留間麻里ちゃん。

得意の「んしょっ!」
んしょっ!

この二人の対決は、オラの夢のカードです。


さて最後は、坊主頭の気の弱い少年の成長物語ですが、
三四郎とひかるは紹介したので、

続いては、
やはりこれでしょう!

柔道部物語
「柔道部物語」三五十五!
彼の場合は気が弱いというより、もともと弱かったって感じでしょうか。
本当、「帯ギュ」の巧と違い、
「三五強くなったなぁ~。」と思わせてくれた漫画ですね。

なんでだろ?
もうしばらく読んでないけど、練習風景を濃密に描いていたような気がするなぁ。
強くなる過程を読まされていたから、三五の強さに説得力があったんでしょうね。
そして小林まこと先生はギャグセンスが落ちない、本当に稀な作家さんだと思います。


そしてもう一人この人!
花マル伝
「花マル伝」より花田徹丸。

こちらも気の弱い花マルが、同級生で柔道の強い木元に追いつけ追い越せで強くなっていく成長物語。
新・花マル伝になってから読んだのですが、どうにも強さのインフレと言うんですか?
なんか、強さのバランスがグチャグチャになっていったように感じました。


・・・しかしこの四人似過ぎでないかい?
でもきっと昔は、こんな柔道部員が多かったんだろうなぁ~。


比べてみると、
他の柔道漫画はよりリアルな90年代テイストなんですが、
「新コータロー」はそこにコータローが入ることによって80年代的ファンタジーも加味されてるので
オラ好みに仕上がってるんですよ。

ただ、この時のコータローはギャグセンスがかなり落ちていて、オッサンの下ネタになり下っちゃってます…(凄く残念)。

オラは第1部の時のコータローが大好きなので、変態親父化しちゃった新コータローは読んでて辛かった…。(だって第1部の時は麻由美が上に乗っかっただけで照れて二人で喧嘩するんだぜ?超甘酸っぱいラブコメだろ?VIVA 80年代!)

そして
コータローの
「誰にも命令されないし、誰にも命令しない。自由にやるぜ!」
ってセリフが大好きだったから、
三四郎をパシってるコータローには違和感しかなかった。
性格良くいろとは全然思わないけど、ちょっと手ぇ出し過ぎだし偉そう過ぎた。


でも全体的に見て、武道に対する考えのブレないコータローが嬉しかったし、
格闘シーンの描写、天狗投げの考察、剛柔一体の考え、伊賀対コータローの結末あたりは本当に素晴らしかった!

最後に
この新コータローによく出てきたセリフ、
「好きで選んだ道なら、楽しく歩け!」

これって、当時の蛭田先生が自分に向けた言葉なんじゃないかな?
新人賞特選デビューで半年後には連載スタート、連載一年ちょっとで映画化もされ、講談社漫画賞も受賞と、
順風満帆で歩いた漫画家人生だと思うのですが、
90年代からは人気に陰りが出始めて、ちょうどこの頃が一番辛かった時期だったように感じてしまうんです。
マガジンの表紙に登場する事も急激に少なくなっていましたしね。

本当、自分に言い聞かせていたように感じました。

そして、今は楽しく歩けなくなったから休養してるんじゃないのかな?

でもオラは絶対にコータローは帰ってくると信じております!

もう楽しく歩く事は出来なくなっていたとしても、のんびりとゆっくり休み休みでいいからもう一度歩いてほしい。

好きで選んだ道なのだから、絶対にまたこの道を歩いてくれると信じております。

一読者として、コータローにかなりの影響を与えられたファンとして、同じ様にのんびりとゆっくりと待ちたいと思います。

Lのコータローの絵は恰好よかったなぁ~。







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テーマ : 漫画の感想 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

すぶりw

待ってました!まさかのシーズン8できましたかー驚

って、三四郎ですぶり突っ込む!笑。ここですぶりっすかー笑、確かに三四郎はすぶりっすね。いやけど、普通ダッシュ勝平といえばバスケネタか、コータローにつなげるとしたらパンティなのに...まさかのすぶりキタ笑。まあ最後すぶりだけで竜巻起こしちゃいますから、三四郎的にすごいですよね。そして、他の柔道漫画も王道YAWARA!を外して、帯ギュってwたしかにまりちゃんとくみちゃんはドリームマッチですが、普通にまりちゃんが勝つ気がするなぁ...。そして、最後に花マル伝って、どんだけサンデー派w(正確にはヤンサンですが)ヒロインが意外にビッチな記憶がありますが、どうでしたっけ...

柔道編は、結構ファンも多いんですけど、個人的には、ハ.ブ.キさんと同じで変態親父化した功太郎についていけないんですよねー。その他ふざけ具合も度を越えていてコレジャナイ感がちょっとあるんですよね。確かに、天狗投げ考察は面白いし、あと武道に対する考え方は旧コータローからブレてないですよね。武道がスポーツじゃなく殺し合いってのは、第四部から何気にずっと続いてるテーマな気がします。

>「誰にも命令されないし、誰にも命令しない。自由にやるぜ!」

あれ、確かに功太郎っぽいけど、どこのセリフでしたっけ...第八部?第四部かと思いき、第四部は「勝手に"色"を塗りかえられるのは気にくわねぇ!!」だし、第一部は「おれは自由ってヤツが一番いいもんね!」だし...

あと、柔道編がイマイチなのは四年生としての立ち位置がしっくりこないからですかね。先輩後輩が描きにくいということで、キャプテン翼の中学生編が中3から始まるように長く続いた漫画に先輩後輩ネタは似合わないのかもしれませんね。というか、個人的には功太郎たちはいつから4年になったんだなんですが、確かに第七部で落第しますが、その前にいつから3年になったんだという疑問があります。予想すると第七部の始まりで御手洗と戦うところから、春で3年になったと見えなくもない。ずっと2年生でしたが、第五部で夏合宿(鹿斗島)、第六部で冬合宿(ビシバシ合宿所)で1年通しましたからね。って、脱線しましたすみません笑。

今回もすぶりを含めた懐かしネタで超面白かったです!また次回のコータローネタ、楽しみにしてますっ!

Re: すぶりw

crazy tigerさん、コメントありがとうございます!

> 待ってました!まさかのシーズン8できましたかー驚

まとめて読むのに一番便利でした^_^;

> って、三四郎ですぶり突っ込む!笑。ここですぶりっすかー笑、確かに三四郎はすぶりっすね。いやけど、普通ダッシュ勝平といえばバスケネタか、コータローにつなげるとしたらパンティなのに...まさかのすぶりキタ笑。まあ最後すぶりだけで竜巻起こしちゃいますから、三四郎的にすごいですよね。

crazy tigerさんも当時のあらゆる少年誌押さえてますねぇ^_^
オラはジャンプでもマガジンでもなく、サンデーを購読してたのですが、買い始めた頃に勝平は卓球編になっていました。
ので、三四郎観た時、直ぐにすぶりだ!と思ったんですよ。
正直蛭田先生は、サンデーもよく読んでたんじゃないかな?
細野不二彦が好きと書いてたり、男組から猛虎硬派山をパロッたりしてますもんね。
実はオラが発勁を初めて知ったのも「ダッシュ勝平」の卓球編なのでした!


>そして、他の柔道漫画も王道YAWARA!を外して、帯ギュってwたしかにまりちゃんとくみちゃんはドリームマッチですが、普通にまりちゃんが勝つ気がするなぁ...。

YAWARAはあまり読んでないってのと、全く被るところがないと感じたので外しました。
久三ちゃん対麻里ちゃん…いやいや、どっちも天才ですからわかりませんよぉ〜。

>そして、最後に花マル伝って、どんだけサンデー派w(正確にはヤンサンですが)ヒロインが意外にビッチな記憶がありますが、どうでしたっけ...

あ、そうだったかも!
やっぱりサンデーを80年から90年まで買い続け、その後ヤンサンに移ったオラとしては、どうしても小学館派になってしまいますね^_^;

> 柔道編は、結構ファンも多いんですけど、個人的には、ハ.ブ.キさんと同じで変態親父化した功太郎についていけないんですよねー。その他ふざけ具合も度を越えていてコレジャナイ感がちょっとあるんですよね。

そうですね、古畑のパロディや当時の流行語やチーマーなど、その時代に流行ったものを取り入れて失敗してしまった感じがします。

ただ、芯の部分の格闘技論がブレてないので、最終的に上手くまとまってスタンダードな物に仕上がってるんですよね。

>確かに、天狗投げ考察は面白いし、あと武道に対する考え方は旧コータローからブレてないですよね。武道がスポーツじゃなく殺し合いってのは、第四部から何気にずっと続いてるテーマな気がします。

空手バカ一代…と言うか梶原史観なのかもしれませんね。
個人的な思いですけど、結局武道ってスポーツ化すると魅力がなくなってしまうんですよね。

> >「誰にも命令されないし、誰にも命令しない。自由にやるぜ!」
>
> あれ、確かに功太郎っぽいけど、どこのセリフでしたっけ...第八部?第四部かと思いき、第四部は「勝手に"色"を塗りかえられるのは気にくわねぇ!!」だし、第一部は「おれは自由ってヤツが一番いいもんね!」だし...

これは一部ですよ!
時計塔に向かうコータローと天光寺率いる風紀特別機動隊が、風紀委員長(not吉岡)に蛇骨会と争ってはいけないと止めた時のコータローのセリフです。
「俺は誰にも命令されないし、誰にも命令しない。」
このセリフがずっと大好きで映画版でも使われていて、
個人的にはこのセリフこそがコータローなんですよねぇ。

> あと、柔道編がイマイチなのは四年生としての立ち位置がしっくりこないからですかね。先輩後輩が描きにくいということで、キャプテン翼の中学生編が中3から始まるように長く続いた漫画に先輩後輩ネタは似合わないのかもしれませんね。というか、個人的には功太郎たちはいつから4年になったんだなんですが、確かに第七部で落第しますが、その前にいつから3年になったんだという疑問があります。予想すると第七部の始まりで御手洗と戦うところから、春で3年になったと見えなくもない。ずっと2年生でしたが、第五部で夏合宿(鹿斗島)、第六部で冬合宿(ビシバシ合宿所)で1年通しましたからね。って、脱線しましたすみません笑。

言われてみればいつ三年生になったんでしょうね^_^;
七部スタートの御手洗登場時に進級したと考えてほうがいいのかな?
本当、時間軸がよくわかりませんなぁ〜。
そこら辺もブログネタになるかも^_^;
長期連載で先輩後輩関係で、しっくりこなかったと言えば、
「六三四の剣」
も高校生編の最初がそうでしたね。
ただ、その後は徐々に受け入れられる様になりました。
コータローや翼よりかは、六三四はリアルに近かったのでしょうね。

> 今回もすぶりを含めた懐かしネタで超面白かったです!また次回のコータローネタ、楽しみにしてますっ!

ありがとうございます!
またお待ちしております!

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